三隻同盟 (さんせきどうめい、Triple Ships Alliance ) は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の勢力。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
概要[]
地球連合軍を離脱したアークエンジェル、崩壊したオーブ軍残存戦力を搭載したクサナギ、クライン派がザフト軍から奪取したエターナルの三隻で構成される武装勢力。
核搭載型MSであるフリーダム・ジャスティスや、ミーティアなど強力な兵器を保有しており、組織の規模以上に高い戦力を持つ。所属機には本来の型式番号とは異なるナンバリングが施されており、フリーダムは101、ジャスティスは102、ストライクは110、バスターは120、アサギ・コードウェル、ジュリ・ウー・ニェン、マユラ・ラバッツのM1はそれぞれ211、212、213となっている。
主な所属人員[]
機動戦士ガンダムSEED[]
アークエンジェル(元地球連合軍)[]
- キラ・ヤマト
- ムウ・ラ・フラガ
- マリュー・ラミアス
- アーノルド・ノイマン
- ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- ジャッキー・トノムラ
- ロメロ・パル
- ミリアリア・ハウ
- サイ・アーガイル
- コジロー・マードック
クサナギ(元オーブ軍)[]
- カガリ・ユラ・アスハ
- レドニル・キサカ
- エリカ・シモンズ
- アサギ・コードウェル
- マユラ・ラバッツ
- ジュリ・ウー・ニェン
- バリー・ホー(ガンダムSEED MSVのみ)
- ジャン・キャリー(ガンダムSEED MSVのみ)
エターナル(元ザフト軍)[]
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[]
- キラ・ヤマト
- ネオ・ロアノーク
- マリュー・ラミアス
- アーノルド・ノイマン
- ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- ミリアリア・ハウ
- コジロー・マードック
- カガリ・ユラ・アスハ
- レドニル・キサカ
- アマギ
- エリカ・シモンズ
- ラクス・クライン
- アスラン・ザラ
- メイリン・ホーク
- アンドリュー・バルトフェルド
- マーチン・ダコスタ
- ヒルダ・ハーケン
- ヘルベルト・フォン・ラインハルト
- マーズ・シメオン
所属艦艇[]
所有する機動兵器[]
機動戦士ガンダムSEED[]
- ミーティア
- ZGMF-X10A フリーダム
- ZGMF-X09A ジャスティス
- GAT-X103 バスター
- GAT-X105 ストライク
- MBF-02 ストライクルージュ
- MBF-M1 M1アストレイ
- MBF-M1A M1Aアストレイ(ガンダムSEED MSVのみ)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[]
- ZGMF-X10A フリーダム
- ミーティア
- MVF-M11C ムラサメ(バルトフェルド専用機)
- ZGMF-X88S ガイア(バルトフェルド専用機)
- ZGMF-XX09T ドムトルーパー
- ZGMF-X20A ストライクフリーダム
- ZGMF-X19A インフィニットジャスティス
- ORB-01 アカツキ
劇中での動向[]
機動戦士ガンダムSEED[]
廃棄されたL4コロニー、メンデルなどを転々と移動しつつ、地球連合軍・ザフト軍の情勢を探っていた。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、地球連合軍によるプラントに対する核攻撃の阻止した。また、ジェネシスをジャスティスの自爆により破壊した。この戦闘で地球連合軍とザフト軍の戦争推進派の指導者と決戦兵器が失われ、停戦へ動く事になった。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[]
戦後、三隻同盟は解散する。構成員の大半はオーブに移住し、偽名などを得て隠居生活をしていたが、ユニウスセブン落下事件後、地球連合・プラント間の関係が悪化する中、ラクス・クライン暗殺未遂が起こり、これをきっかけにして主だった構成員はアークエンジェルに集い、独自に行動を開始した。
オーブ代表首長カガリ・ユラ・アスハを結婚式から連れ去り、開戦後の地球連合軍によるプラントへの核攻撃の失敗とザフト軍の地球降下作戦により、宇宙と地球の両方で長期化した戦闘と、オーブの戦争参加を止めさせるべく行動した。オーブ脱出後からオーブ軍に編入されるまでの間は、秘密裏にスカンジナビア王国に援助を受けていた。
ダーダネルス海峡において、オーブ軍派遣艦隊と地球連合軍の合同部隊と、ザフト軍ミネルバとの戦闘に介入し、カガリの演説でオーブ軍を撤退させようとするが、オーブ艦隊司令官ユウナ・ロマ・セイランはカガリを偽者扱いし、カガリの演説は無視され、逆に攻撃されてしまう。しかし、キラ・ヤマトのフリーダムの攻撃により、オーブ軍、地球連合軍、ザフト軍の戦闘能力を奪った。
クレタ島沖の戦いでアマギら元タケミカズチ乗員の一部を新たに乗組員に加え、ベルリンでの戦闘では、デストロイを無力化しようと参戦し、ザフト軍と共闘した。この戦闘の帰途上、アークエンジェルを敵と認定したザフト軍に追撃・包囲され、戦力の中核であるフリーダムを撃墜されるものの、宇宙における旧クライン派の戦力準備により再建する。
オーブ攻防戦」において、カガリの代表首長復帰・軍部の掌握とキラのストライクフリーダムの奮戦などより瓦解しかけたオーブ軍と防衛線を建て直し、オーブ防衛に成功した。この後、オーブにおける主導権を確立したカガリにより、オーブ軍第二宇宙艦隊として正規軍に編入される。
コペルニクスに情報収集のためアークエンジェルを向かわせた後にメサイア攻防戦に参戦する。ギルバート・デュランダルの方針に疑念を抱いたイザーク・ジュールらの協力によりレクイエムの破壊に成功し、勝利を収め、和平を成立させた。
戦後はカガリとラクスがオーブとプラントの主導的な立場となる姿がある。
余談[]
- 三隻同盟は、劇中で登場する名称では無く、プラモデルのデカールやガンダムエースなどにおいてこの語の使用がみられる。ΔASTRAYにおいてマーシャンからは「歌姫の騎士団」と呼ばれている。
- 方針に関しては、各艦の艦長及び主要メンバーによる合議制で取り決めている描写がある。
- その立場上、正規のルートで補給を受けることは出来ないため、ロウ・ギュール等のジャンク屋が補給を行っていた。
- 特定の主権国家に属さない軍事力である為、定義上、彼等は、私設武装組織(民兵)のようなものである。
- 小説版によると元々スカンジナビア王家とオーブ首長家(アスハ家?)との関係が深かった。
- ネット上では、「戦争の第三勢力」「指導者が女性」であるという点が『機動戦士Zガンダム』に登場するアクシズに似ているという理由から、(専ら蔑称として)ラクシズ(ラクス+アクシズ)と呼ばれる。
関連項目[]
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