ローラシア級は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の艦船のクラス。
諸元[]
- 全長:150m
- 兵装:450ミリ多目的VLS×4、937ミリ連装高エネルギー収束火線砲×2基、450ミリ連装レールガン×2基、58ミリCIWS×6基、125ミリ単装砲×2基
- 艦載MS数:×6機
概要[]
史上初めてモビルスーツ(MS)の運用を前提に建造されたザフトの戦闘艦。艦型規模は地球連合のネルソン級、ドレイク級の中間に位置し、竹書房パーフェクトアーカイブによれば艦種は駆逐艦に相当するとされる。総合的な戦闘力はアガメムノン級に匹敵すると思われる。開戦当初はザフト軍宇宙艦隊の主力艦であった。
その高い機動力、装甲、汎用性で一躍C.E.時代における兵器体系の頂点に立ったMSであるが、既存の兵器同様それらを迅速に展開・運用し、同時に整備・補修を行う母艦の存在は不可欠であった。
ローラシア級は船体下部に格納庫を持ち、計6機のMSを搭載可能。発進時は前部が開口しリニアカタパルトが展開する。また格納庫自体はそのまま切り離す事で大気圏突入用カプセルとして機能し、衛星軌道上からの降下作戦にも対応している。
ちなみに、本級はファーストガンダムに登場したジオン巡洋艦ムサイのオマージュであり、大気圏突入カプセルや連装主砲など、数々の類似点が見られる。
同型艦[]
ガモフ[]
クルーゼ隊の一隻。艦長はゼルマン。僚艦ヴェサリウスと共にヘリオポリスを襲撃。その後もヘリオポリスを脱出したアークエンジェルを追跡する。その過程で、ブリッツガンダムの力を使ってユーラシア連邦の難攻不落の宇宙要塞アルテミスの防御を突破し、同要塞に大打撃を与えた。
その後、ヴェサリウス、ツィーグラーと共に地球軍第8艦隊と戦闘。戦闘の終盤において、大気圏に突入するアークエンジェルに対して特攻を仕掛けるが、それを阻もうとする第8艦隊旗艦「メネラオス」と砲撃戦になる。随伴していた駆逐艦(艦名不明)を撃沈し、メネラオスを大破(直後に爆沈)させるものの大気との摩擦熱に耐えられず爆沈。結局、アークエンジェルには最後まで有効な損害を与えられなかった。
艦名は、ビッグバン理論を唱えた物理学者ジョージ・ガモフに由来。
ツィーグラー[]
クルーゼ隊の一隻。ヘリオポリス襲撃には参加しなかったが、地球軍第8艦隊との戦闘には、ヴェサリウス、ガモフの援軍として参戦。
艦名はドイツの化学者カール・ツィーグラーに由来。
ガルバーニ[]
グリマルディ戦線に参戦したザフト軍の一隻で、当時はラウ・ル・クルーゼが艦長を務めていた。
艦名はイタリアの解剖学者ルイージ・ガルバーニに由来。
マルピーギ[]
グリマルディ戦線に参戦したザフト軍の一隻で、後にヴェサリウスの艦長を務めることになるアデスが副長を務めていた。地球連合軍が暴走させたエンデュミオン基地のサイクロプスの影響によって艦は損傷したが、辛くも脱出に成功している。その後、アデスはヴェサリウス艦長に転出。
艦名はイタリアの生物学者マルチェロ・マルピーギに由来。
関連項目[]
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