自走リニア榴弾砲(じそうリニアりゅうだんほう)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の軍用車両。
機体解説[]
地球連合、オーブ両軍が制式採用している自走砲。8輪型の装輪装甲車(APC)の車体に、リニアガンとFCS、そしてその俯仰装置を直付けしたもので、安価に製造できるため大量に配備されている。
榴弾をリニアガンで射出し、従来型の榴弾砲を凌駕する高初速と射程距離を有する。基本的に遠距離から面単位で制圧するための兵器。施設警備用は青紫、野戦用は濃緑色で塗装されている。
砲を旋回させることができないため、走行中の射撃はできない。また、装輪方式の足回りは速力に優れるが、極端な悪路の走破能力は低い。このため、前線での攻勢的作戦行動よりも、整地の多い拠点防衛のための迎撃兵器として用いられることが多いようである。
機動力の高いモビルスーツには効果が薄く、頼みのレーダーもニュートロンジャマーによってほぼ無力化されたため、作中では殆ど対空砲としてしか運用されなかった。
関連項目[]
- ガンダムシリーズの登場艦船及びその他の兵器一覧
- リニアガン・タンク
- ピラーニャ
- 96式装輪装甲車
- 実在の装輪式自走榴弾砲
- G6ライノ155mm自走榴弾砲 - 南アフリカ共和国製の6輪式自走榴弾砲。旋回式砲塔を有する。
- ダナ 152mm自走榴弾砲 - 旧チェコスロバキア製の8輪式自走榴弾砲。旋回式砲塔を有する。
- カエサル 155mm自走榴弾砲 - フランス製の6輪式自走榴弾砲。砲塔は無く、トラックに直接榴弾砲を搭載しているような形状が特徴。
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