地球連合ユーラシア連邦所属で難攻不落の宇宙要塞アルテミスの司令官。階級は少将。(声:宝亀克寿)
SEED MSV[]
MSV戦記には直接登場しているわけではないが、SEED第6話において、ラミアス艦長以下アークエンジェル幹部との会話の内容から、グリマルディ戦線では(ムウと面識こそ無かったが)ムウと同じくビラードという将校の指揮下で参戦していた。主戦場となったエンディミオン基地が同基地に設置されていたサイクロプスにより参戦していた地球連合、ザフト両艦隊もろとも消滅したがムウと共にガルシアも生還した。このことからアルテミスへの赴任は口封じも兼ねたものであったらしい。また基地そのものが消滅したにもかかわらず生還したことから、ガルシアは本来艦長などの艦隊勤務が本職であったらしく、以降の行動も前線復帰が目的と考えられる。
機動戦士ガンダムSEED[]
ヘリオポリスから脱出したアークエンジェルが補給のために入港した際に、大西洋連邦の秘密兵器であるアークエンジェルの識別コードが地球連合に登録されていないことを盾にしてストライクやキラ・ヤマトも含めて国籍不明艦として拿捕を試みるものの、アークエンジェルを追跡してきたクルーゼ隊の奇襲を許してしまい、要塞は陥落。その混乱に乗じてアークエンジェルは逃走する。
ガルシア自身はノーマルスーツを着用していない状態で、司令部に突っ込んだメビウスが引き起こした、至近距離からの爆発に巻き込まれる。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY[]
要塞の陥落の際爆死したと思われたが何とか生き延びたガルシアは、基地機能復旧までの護衛として傭兵サーペントテールを雇って要塞を防御していたが、そこを訪れたロウ・ギュールのアストレイ・レッドフレームの捕獲をサーペントテールの叢雲劾に要求。
契約外として命令に従わなかった劾をイライジャ・キールを人質にして無理やり戦わせるものの、戦闘のどさくさで人質に逃げられたためレッドフレームの捕獲に失敗したばかりか要塞の防衛戦力であるサーペントテールを失い要塞は宇宙海賊によって再び陥落。連合に雇いなおされたサーペントテールによって救出される羽目になった。
機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY[]
ユーラシア連邦は独自のモビルスーツ開発の実験部隊である特務部隊Xを創設し、ガルシアはその指揮官となる。
スーパーコーディネーターの完成品とされるキラ・ヤマト捜索をその試作品であるカナード・パルスに行わせるが、特務部隊Xは確たる成果も得られぬまま政治的理由によって解散が決定。
自分の保身のためカナードを拘束しようとしたガルシアであるが、それに反発した特務部隊Xはユーラシア連邦より脱走した挙句、ニュートロンジャマーキャンセラーを入手するために大西洋連邦の基地を襲撃し、余計に傷を広げることとなった。
その後、特務部隊X脱走の罪を叢雲劾に擦りつけようとしてハイペリオン3号機と戦わせるが、劾は以前カナードが乗った1号機と交戦した事があり、対抗策を既に用意していたため失敗してしまい、ガルシアのその後は不明である(ハイペリオン3号機を撃破した劾は落とし前をつけるべくアルテミスへ向かっているため、何らかの制裁を受けたものと思われる)。
余談[]
幾度に渡る失敗と危機からも復活し(SEEDでは明らかに爆死したとしか思えない状態にもかかわらず)懲りずに同じようなことを繰り返す様はある種の能力(悪運の強さ?)と見られ、ファンの間では「不死身のガルシア」と呼ばれることもある。無論、良い意味ではないが、一方で再登場を要望するファンが多い。しかし前述の通り、最後は劾が制裁に向かっているため、現在も彼が生存しているかはかなり微妙と言える。