ウィリアム・サザーランド | |
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性別 | 男 |
年齢 | 不明 |
生年 | 不明 |
人種 | ナチュラル |
所属 | 地球連合軍 |
階級 | 大佐 |
地球連合軍の士官、階級は大佐。ブルーコスモスのメンバーでタカ派軍閥の筆頭。(声:稲葉実)
ザフトのアラスカ攻撃の際、基地守備隊の指揮を執る立場にありながら、事前にほかの将校と共に脱出している。地球連合軍上層部の多くは反コーディネイター思想潮流ブルーコスモスのシンパであったが、中でもサザーランドはブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルと親密な会話を交わしたり、アガメムノン級宇宙母艦「ドゥーリットル」艦長としてブルーコスモスの意を受けた核攻撃隊(ピースメーカー隊)を率いるなど、同組織の中でも上位クラスに位置していたと考えられ、地球連合軍大佐という階級(肩書き)以上の役割を果たしていたようである。
アラスカ基地にて、マリューらアークエンジェルクルーの査問会議で彼らを糾弾する。この査問会での彼の発言・論理は、軍官僚の組織合理性の立論に基づけば、それなりに筋が通っている。しかし一方で、コーディネイターを憎むブルーコスモス思想が見え隠れするものでもあった。
小説版では筋が通っていないとされ、一例としてサザーランドは「アークエンジェルは味方の多大な犠牲に支えられて本部に帰還したが、肝心のストライクガンダムを失っている。これでは犠牲になった味方が浮かばれない」とラミアスらを批難した件を取り上げている。地球降下の後、アークエンジェルに援軍はおろか補給すら全く送らなかったとはいえ、その過酷を任務不完遂の理由とさせないのは、司令官として妥当との見方もある。ただし、補給無しで軍が戦い続けられるものではないことも軍事の常識であり、アークエンジェルに対する補給を行おうとしなかった(補給を軽視していたとしか考えられない)本部にも、責任は皆無ではない。
なお、本人がG兵器及びその母艦アークエンジェルの開発計画主導者であるデュエイン・ハルバートン提督は、自分の指揮下の第8艦隊から援軍と補給を送っている。
ボアズ攻略戦においてドゥーリットルに乗艦し核攻撃部隊「ピースメーカー隊」を指揮しボアズを壊滅させるも第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でフリーダム、ジャスティスに核ミサイルを全弾を撃墜させられた直後、デュエルガンダムのグレネードをドゥーリットルの艦橋に受け、戦死。